映画は見てないけど、本だけよみました。
旦那さまが東野圭吾に凝っていて、かたっぱしから買ってくる。
どれもだいたいおもしろいんだけど、これは衝撃的に重たく、読み終わった後は、一時間くらい頭の中が真っ白になってしまった。。。
家族の絆というのは、とうぜん、友達のつながりとは全く異質で、本人が望もうと望むまいと、一生付いて周り、絶対に切ることのできないもの。戸籍を抜くとか行政的な手続きはあるかもしれないけど、それは本質的に血のつながりを絶つことにはならない。
でもそれが家族なんだからその絆を大事に、と道徳上なる訳だけど、その絆が自分の人生を狂わす負の遺産だったらどうするのか。自分とまったく関係のない所で発生した、身内の負を自分も背負わなければならなくなったら。
私は・・・やはり、主人公と同じ道を選ぶと思う。私は、私の幸せな人生を送る権利があるし、私の家族は、私の身内の負を背負わなくてはいけない義務はないのだし。
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